G7GIカンファレンスとベルガモ宣言について

G7GIカンファレンスの結果概要

2017年11月21日


 平成29年10月中旬のイタリア、ベルガモにおけるG7の農業大臣会合に先立ち、QUALIVITA財団のイニシアティブのもと、関係各国の生産者団体の代表らが会合(「G7地理的表示カンファレンス」)をひらきました。日本からは、QUALIVITA財団および現地の自治体からの招待にもとづき、GIサポートデスクの事務局長が代表として派遣されました。  

 この会合では、地理的表示(以下、GI)をめぐる課題として、国際的なGI保護制度の乱立による混乱、サイバー空間における名称の不正使用、およびGIのさらなる普及にむけた調査研究・国際協力の必要性が議論されました。
 
 くわえて、前述の課題の解決にむけた政策決定者の関与をうながすために、生産者団体の代表らが、会合の場で共同文書、「ベルガモ宣言」(the Bergamo Declaration)を採択し、外交ルートを通じてG7各国の農業大臣に提出しました。  
  
 ベルガモ宣言の提出に関連して、G7の農業大臣会合の公式発表のなかに、GI産品の支援に関する文言が、はじめて盛り込まれるなど、GIの関係者にとって大変意義のある結果がもたらされました。  
  

  

 「土地の荒廃を食い止め、農村地域の放棄を避けるために、G7は、テリトリーと密接に結びついた地域の生産のシステム…(中略)…を保全することで、農村社会の再活性化を支援する」

~G7ベルガモ農業大臣会合コミュニケより(和訳:GIサポートデスク)~


  

 つきましては、その旨を関係者のみなさまに改めてご報告するとともに、当会によるベルガモ宣言の仮訳を公開させていただく次第です。ご参照いただければ、幸いに存じます。

 なお、G7地理的表示カンファレンスにおきましては、QUALIVITA財団のMauro Rosati氏に温かく迎え入れていただいたほか、法政大学経営学部の木村純子先生にご同席いただき、ご助言を賜りました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

GIサポートデスク事務局長
山本祥平


■ベルガモ宣言 日本語仮訳(GIサポートデスクのサイトにてダウンロードが可能)


   ダウンロード(pdf:953KB)


■ベルガモ宣言:英語(QUALIVITA財団のサイトにてダウンロード、署名が可能)


   http://www.qualivita.it/en/bergamo-declaration-on-protection-and-development-of-gis/#


 


■参考資料

  ・G7GIカンファレンスの開催日程および参加者


   ダウンロード(pdf:648KB)


  ・G7ベルガモ農業大臣会合コミュニケ(農林水産省のサイトにてダウンロードが可能)


   http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/G7_G20/G7italia.html



以上
 
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令和6年度地理的表示活用推進支援事業は、
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